実体験的ドイツ医学論

日本は明治の初期、ドイツから医学を学び健康保険制度も真似び?ました。でもハーブ・ホメオパシー・オゾン療法などはあまり輸入しなかったようです。このブログはハーブ・ホメオパシー・生体共鳴治療・オゾン療法などについて真面目にとりあげようと思います。

今だから話そう 【実体験的ドイツホメオパシー学】(その2)

前回ドイツのホメオパシー学についてかいつまんで述べてみました。
日本で平成22年8月24日、日本学術会議ホメオパシーを否定して使用しないように日本医師会会長に対して異例の通達を行いました。しかしホメオパシーの効果は前回述べたとおり、否定できないものです。欧米でかなり多数の政界・財界・芸能界・スポーツ界などの著名人も愛用しているようです。⇒

・ホメオパシー愛用の著名人 - Japan Homoeopathy Center in Singapore-地球のエッセンス・ホメオパシー

 

日本学術院は見解を表明したということなのでしょうが、東洋の漢方に当たる西洋の伝統医療を否定しようとしても少々無理があると思うのは私だけでしょうか。

日本では大きな病院の医師が代替医療・補完医療を推奨しているということはあまり例がないでしょう。しかし欧米は違います。

たとえば、オーストリアのラホドニー医師はオゾン療法の超高濃度オゾン自家血療法(彼はこの新しい治療法をOHTと呼びます。)のかたわら、ホメオパシーやバイオレゾナンス療法(ホメオパシー療法から発達した情報波動で治療する療法)を取り入れて効果を上げています。病に苦しんでいる患者様を救うためには、手段を選ばずに効果のある治療法を積極的に組み合わせているわけです。(その2終わり)

 

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(ドイツ医療研究サイト⇒http://ozone-therapy.tokyo/blogwp/)

(臍帯血療法等、厚生労働省再生医療法関連許認可取得サポートプロ集団/B型肝炎給付金サポート、行政書士浅草法務事務所⇒http://shinbashi.main.jp/blogwp/

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ホメオパシーに明日はあるのか?

今だから話そう 【実体験的ドイツホメオパシー学】(その1)

 

日本学術会議が2010年8月24日、ホメオパシー薬の効果について全面否定しました。各ホメオパシーの学院等の教育団体はこれに反発しました。この各種学術団体の中で、日本ホメオパシー医学会だけが、「ホメオパシーの施術者はあくまで医師が行うべき」として、日本学術会議の声明を「誤解」としつつ、ホメオパシー治療は本来非常に有効なのだから、本来の医療を行う医師が用いるべきなのだとの立場を取っています。筆者はドイツで直接、グライフスバルト大学元総長のレッツェル教授からこの医療分野をはじめとして、核戦争が起きたときなど大災害時に医薬品が無くなった場合などに、如何にして治療を行うかという、かなり特殊分野の学問を学んだ経験があるので、この経験をもとに、ここにドイツ発祥のホメオパシーについて私見を述べたいと思います。

 

まず、明確にしておきたいのですが、英国流のホメオパシーとドイツのホメオパシーとはかなり趣が異なるのです。

 そもそも英国式は遠い昔、ドイツから英国に伝来したものです。それが英国独自の発展を遂げてきたもので、これは我が国に伝来した中医が”漢方”として日本独自の理論で発展した事ととても似ているのです。英国式とドイツ式ホメオパシー治療は似たものですが、その治療方法、使用レメディーに対する考え方、製造方法、市場規模などかなり異なるのです。(どちらがいいとか言っているのではありませんので誤解の無いようにお願いします。)

ドイツでは、現在でも『ドイツホメオパシー薬局方(Homöopathie Arzneibuch,German Homöopathic Pharmacopoeia)』に基づいてホメオパシー薬が製造されております。またホメオパシーの注射薬も認可製造されており、医療機関で使用される筋肉・皮下注射や静脈への点滴用薬剤もあります。それから、ドイツではグロビュールも使用されてはいますが、ホメオパシー薬剤の多くは、アルコールと水の混合溶液にインフォマツィオン(情報)を封じ込めたものを使うことが多いです。これは原液から希釈して行く過程が、工場の製造工程に合致しているからで、筆者はドイツの製薬会社の近代的なバクテリアフリーの陽圧施設(工場内部へ外部の細菌等が入らないようにした施設)で薬剤が製造されるのを見学する機会が過去に何度かありました。しかも単一ホメオパシー(Einzelhomöopathie)ではなくて、複合ホメオパシー(Komplexhomöopathie)を基本に捉えて処方することが多いようです。(メンタルな治療では単一ホメオパシーの高希釈薬を使うドクターも多い)このように英国式とドイツ式と異なるホメオパシーがあることで、ホメオパシーと一括(ひとくくり)りにすることはいささか乱暴なのです。しかし先ほど申し上げたとおり、日本学術会議が『ホメオパシーはなんの効果もない。』と断定的に述べているのは、そもそも作用機序が非科学的でお話にならんという短絡的な意見からでしょうから、結論的にはドイツ式も英国式も否定しているのだと思います。ですのでこれから、以下にホメオパシー医療が有効であることを、私の経験と客観的な評価を通して述べてみたいと思います。(筆者は英国式ホメオパシーを学んだことがありません。したがって英国式よりもドイツ式の方が良いとか述べる資格もなく、その意図はありませんので誤解のなきようにお願いします。この点は、和漢薬を包含する日本の漢方が中医より劣るということではないことと全く同じです。)
中医の経絡理論とホメオパシー理論は現代科学の埒外の理論である。これらの古典的医療は未解明の部分が多く、現代科学により説明できないことをもって非科学的とするのは妥当ではない。
中医の経絡理論、生薬の作用機序は依然としてわからない部分が多いが、中医のうちの生薬には我が国で健康保険も適用れている。この中医ホメオパシー理論はそもそも現代科学の埒外の理論であり、ホメオパシーに効果がないことは容易に説明しうるものではない。
一言で言うと、上記のようなことが言えると思います。ドイツの研究結果を少し書いておこうと思います。下のグラフは原物質(D0)、10倍希釈(D1)、百万倍希釈(D6)と最後はD200(10の200乗倍希釈)まで希釈した、アトロパ・ベラドンナの希釈液(市販のものですのでアルコールと蒸留水)をそれぞれ、ロックランド社製のスペアナ(スペクトラムアナライザーと呼ぶ高周波信号に含まれる周波数成分の分布をグラフで表示できる機器)で測定したものですが、ベラドンナという同一物質の、原物質で見られた周波数特性が、D200の高希釈度でもなお観測できることを示しています。すなわち、溶媒であるアルコールと水の混合液の中に、もはや溶質であるベラドンナの分子が入っていないので化学者がどのような分子をも検出できない状態なのにも関わらず、原物質の周波数特性が依然として検出されるのです。

 

 

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同一物質の、各希釈度における周波数解析(引用:"Bioresonance and multiresonance therapy" Hans Brügemann,Haug Verlag)

 

このグラフはX軸方向が対数目盛になっています。ベラドンナの特性はかなり広い帯域幅であることがわかります。このグラフから分かることは、どんなに希釈しても、ほぼ相似形にグラフが描かれるということが言えると思います。このようにホメオパシー薬の成分を、ガス分析による定量分析に頼っても成分は高希釈度になれば検出されず、よってアルコールと水なのだから効果はないという理屈がまかり通ります。しかしホメオパシー薬や、中医の経絡などは現代科学の尺度ではありえないという前提ではそれらの効果を証明することは叶わず、むしろドイツで研究されてきたようにたとえばフォトンに着目することでこれからの研究の道が開けるように思うのです。経絡が解剖学的に発見されないといっても、熟達した医生(中医の医師)の脈診により、手首の橈骨・尺骨部位の各経絡をドクターが片手の3本指のみで、対象関連臓器の異常を見事に診断するのと同じでしょう。体から発光されるフォトンは非常に微量なため、撮影するのにとても苦労するわけで今後のこの分野の研究が待たれます。(その1終わり)

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